「選手育成」 なんか響きがいいですね。
しかし、選手育成のクラスでジュニアとして成長していくのには親も子供もそれなりの覚悟が必要だと思います。
選手育成についてMO2Pa目線の主観的意見です。
あくまでも育成クラスに子供を所属させている親の中の一意見ですよ。
生活と時間の問題
選手育成クラスに所属している子達の放課後はテニスクラブでの練習に時間を費やします。また、土日は定期的に大会が開催されます。クラブが休みの日は公営のテニスコートを借りて自主的に練習をしたりします。
つまり、学校の友達が放課後友達同志で集まって遊ぶ約束や週末の遊びの計画をしているのを横目にテニスクラブに行くことになるんですよね。
我が子は平日は4日(2時間)+部活(中学硬式テニス部)、土曜日は半日(5時間)、春休み、夏休み、冬休みは毎日終日練習づけになります。
MO2Paの家では土日は親子の時間として色々なところ(公園やプール、ハイキングやショッピング等)に出かけていましたが、育成に所属してからはそうした休日昼間のお出かけは皆無になりました。
お金の問題
別でお金事情には触れますが、スクールなら大体6,000円〜10,000円/月くらいの範囲内で収まると思います。
対して、育成クラスは20,000円〜50,000円/月、平均で見ると地方なら30,000円/月、都会なら50,000円/月くらいがレッスン費用としてかかってきます。
そのほかに、大会のエントリー代、遠征費(合宿含む)、ストリングス、シューズ、ラケット、ウェア代場合によってはプライベートレッスンなどが別にかかってきます。
地方に住んでいる我が家の場合でも年間合計で70万円弱くらいの費用が発生しています。
勉強との両立の問題
これが一番重要です。我が子は将来プロになる!なんていう家庭以外は、大抵は勉強とテニスの両立をまずは考えると思います。
実際問題、放課後は毎日クラブに行き、ヘトヘトになるまで練習をして、家に帰ってきて勉強をする、、、なんて出来るわけがないです。(できる子もいると思いますが、うちの子は出来ないです💦)
一体どこで勉強の時間を捻出するのか。
放っておけば何もしない。故に学業の成績は最下位付近。気がつけば行ける高校もない。大学なんてはるか夢物語。将来の就職先もない、、、なんてことになりかねません。
ある程度戦績を残して推薦を狙っていくという手もあるとは思いますが、そんなのは一握りであり、その他大勢はどうあったってしっかり受験して自分の進路に進んでいかなければなりません。
本やSNSでは・・・
「テニスと学業の中途半端はよくない」とか「子供のやりたいという意見を尊重しなければいけない」とか「テニスに全力投球して結果プロにならなくてもその先色々な可能性がある」とか無責任な意見を言っていますけどね・・・。
しかし、そういった意見を鵜呑みにした結果、自分の子供がいざテニスで大成できなかったり、故障してしまって思うようにテニスができなくなってしまったり、受験に失敗して受け入れてくれる学校がなかったりしてもその責任は当然誰もとってはくれません。
大抵の親は
(学業とテニスの中途半端はいけない)いやいや、、、そんなことはわかっているよ、、、。
と思っているでしょう。
できるなら専念させてあげたい。でもさせてあげれない現状があるのだと思います。
特に、中堅位に位置しているプレイヤーを持つ親の場合、「テニスを思いっきりさせてあげたい」「でもこのまま将来が心配・・・」と、学問とテニスの間で悶々としている親御さんもいるのではないでしょうか。
ただ、どこまでいっても、学生である以上学生の本分は学問でなければならないとMO2Paは思います。学業あってのテニスであって欲しいのです。
そのため親は子供がテニスを不自由なく取り込めれるよう、勉強がスムーズにできるような環境作りをしてあげる必要があります。
様々な問題と対面しながら、それでも我が子を選手育成でやらせていくのか。
親は予め色々な弊害や問題を覚悟し対策を考えておく必要があると思いますが皆さんは如何でしょうか?
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